人事労務あるある!?

20年以上、管理部門の責任者をしていたので従業員から様々な質問や不満をお聞きしてきました。

最近の相談の中であったものを一つ紹介したいと思います。

社員が定時前に片付けをし、タイムカードを定時ちょうどに押して帰るのですがどうしたら良いのでしょうか?

ちなみに、私は社会保険労務士ではありませんので、法律的なアドバイスは控えさせていただきますが、自分が従業員や所属長へ伝えていたことは以下のことです。

細かいこと(定時前にトイレ行っているとか…)は省略しますが、後片付けとかは業務と認められる範囲のことであれば会社から強制はできません。ですので、お願いという形で所属長から話すようにしていました。

また、本来やらなくてはいけない業務が終わっていなければ、残業を命じることもできます。もちろん36協定の提出の範囲内ですが…。
それでも、当日夕方に残業を命じるのは現在の社会ではブラック判定されることもあるかもしれません。
それを避けるためにも、事前に月間、週間、当日でのやるべき業務を明確にし、それが達成できなければ残業が必要だと伝えてもらっていました。

そうすれば、従業員も納得できるのではないでしょうか?

本来、雇用契約における事業主の立場は非常に強い立場にあります。
その中で従業員を守るために労働基準法などの法律ができてきたのですが、昨今のブラック企業への過敏な反応により従業員の権利ばかりが注目されています。
権利と義務は一体です!会社は、従業員から権利を主張された場合は、義務を果たしているのか?という視点で見るのも大切ではないでしょうか?

中小企業では、人事労務の担当者がいないケースが多々あります。従業員の言いなりになってしまわず、専門家にアドバイスをもらいながら毅然とした態度で対応していただきたいと思います。
もちろん会社側も権利の濫用がないようにし、会社の利益が従業員の利益(給料up)に繋がる「win-win」を目指しましょう!

※当社では、様々な視点からサポートさせていただいております。
 ご質問があれば、「お問い合わせ」から送ってみてください。

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